METRAVON MV-WM0010は、中央のロードセルを上下の取付プレートで挟む圧縮型計量モジュールです。取付図には10–15 t、30 t、100 tの仕様が示されています。プレート寸法は仕様ごとに異なるため、タンクの支持荷重だけでなく、設置高さと基礎への固定位置も確認してから選定します。
圧縮型計量モジュールの取付寸法
図面には複数の穴位置があります。プレートの外形と穴径だけでは、基礎に開ける穴の位置を決められません。選定した定格荷重の詳細図を入手し、タンク側と基礎側のどちらに使う穴かを確認してください。
| 定格荷重 | プレート A × C | 高さ B | 穴径 F |
|---|---|---|---|
| 10–15 t | 175 × 150 mm | 96 mm | 14 mm |
| 30 t | 230 × 200 mm | 118 mm | 17 mm |
| 100 t | 320 × 320 mm | 154 mm | 23 mm |

支持プレートを製作する前の確認
支持面から荷重が伝わるときに、モジュールがねじれない構造が必要です。プレートの材質、厚さ、基礎の構造は構造設計で決定します。モジュールの鉛直方向の定格荷重は、薄い支持プレートの強度を保証するものではありません。
タンクの横方向の動き、熱膨張、浮き上がり荷重を整理し、選定した組立品の周囲にある拘束部品の役割と設定を確認します。見かけの剛性を上げるために、すべてのストッパーを可動部へ押し付けないでください。
センサーケーブルの経路を確保し、接触面、締結部、堆積物を点検できる空間を残します。保守時にタンクを別の支持具で支える方法も決めておきます。タンクの下で作業する際は独立した支持が必要で、計量モジュールで代用はできません。
ロードセルからPLCへ信号を取り込むには
モジュールと一緒に、実際に組み込むロードセルの仕様を確認してください。定格出力、ブリッジ印加電圧、結線、使用環境への保護、校正情報は、そのセンサーに対応する必要があります。機械図面だけで一律のmV/V値やシステム精度は決まりません。
計量機器がロードセル信号をどのように変換するか、PLC側にどのインターフェースが必要かを確認します。機器の要件は機械取付キットと分けて指定してください。4-20 mAや通信インターフェースを選んでも、配管からの力や支持部の不均等な荷重による機械的な誤差は解消しません。
METRAVONの計量機器. ロードセルの出力とPLCに必要なインターフェースを指定してください。
METRAVONの計量モジュール一覧. 異なる形状を選ぶ際は、使用できる高さと支持部の接続を比較してください。
MV-WM0010の選定・見積もりを相談する. 定格荷重の区分、タンク支持部の反力、基礎図、必要な設置高さをお知らせください。拘束部の荷重と校正作業の空間も確認できると、機械部品と計測機器の範囲を合わせて見積もれます。
試運転時によくある質問
Q1. 30 tのモジュール4台なら、システム容量を120 tとしてよいですか?
単純な掛け算では決められません。許容荷重は、最も荷重の大きい支持部、構造設計、運転時の荷重条件によって変わります。定格荷重の合計だけでは、反力の偏り、容器自重、過渡的な力が考慮されません。システム全体の容量を決める前に支持部の計算を確認してください。
Q2. タンクが温まると指示値が変わるのはなぜですか?
配管の熱膨張、拘束部との接触、支持部ごとの変位の違いを点検します。対象となる温度で空タンクや既知荷重の指示値を比較してください。ある温度でゼロ調整しても、次の工程サイクルで再び作用する機械的な力を隠すだけの場合があります。
Q3. 受入試験では何を記録しますか?
最終的な支持構成、使用センサー、計量機器の設定を記録します。合意した方法で既知荷重を加え、増荷重時と減荷重時の両方を測定し、代表点で繰り返します。合否基準は工程の要求から定め、モジュールの寸法図から精度を推定しないでください。
