METRAVON MV-WM0006は、ビーム型ロードセル、上下の取付板、ねじ式の荷重伝達部で構成される計量モジュールです。図面は0.5–2.5 tと3–5 tの荷重グループを示します。上板寸法127 mmと取付穴ピッチ101.6 mmは共通ですが、ベースの全長と設置高さは異なります。タンク支持部を交換するときは、組立品全体と、その位置で想定される最大反力を照合してください。
各支持部にかかる実荷重を計算
空タンク、最大内容物、撹拌機、断熱材、固定された設備や作業床を含めます。支持部の数で割った値は初期値にすぎません。重心のずれや基礎高さの違いにより、一つの支持部に大きな荷重がかかる場合があります。
充填時の衝撃、撹拌、保守荷重、該当する風や地震の作用も評価します。定格荷重は各モジュールに対する値です。定格の合計だけでは各支持部の過負荷を否定できません。タンク構造と基礎は荷重を各モジュールへ安定して伝える必要があります。
ビーム型ロードセル付き計量モジュールの上下取付板を確認
上板が合うだけでは、そのまま交換できるとは判断できません。タンクのブラケットと基礎を別々に測定してください。ボルトへのアクセスと、保守時に荷重を抜いてロードセルを取り外す空間も確保します。
Hは図面に示す高さの範囲で、許容ストロークや調整手順を意味しません。提示される組立品について、承認された取付位置とストッパーの隙間を確認してください。
| 図面記号 | 寸法値 | 確認内容 |
|---|---|---|
| 0.5–2.5 t: H / L | 100–120 / 180.9 mm | 設置高さとベース全長。 |
| 3–5 t: H / L | 130–150 / 215.9 mm | ベースが長く、組立高さも大きい。 |
| 0.5–2.5 t: J | 152.4 mm | ベース長手方向の穴ピッチ。 |
| 3–5 t: J | 177.8 mm | 小荷重グループとは異なるピッチ。 |
| 共通: A / B | 127 / 101.6 mm | 上板寸法と穴ピッチ。 |
| 共通: F / G / D | 127 / 101.6 / 16 mm | ベース幅、幅方向ピッチ、穴径。 |
| 0.5–2.5 t: C / E | 18 / 18 mm | 上板と下板の厚さ。 |
| 3–5 t: C / E | 26 / 26 mm | 締付長さと作業空間を確認。 |

配管を戻す間もゼロ点を監視
基礎の高さをそろえ、設計上の荷重方向に合わせて取付板を平行に保ちます。仮支持やジャッキ位置を設け、施工荷重がロードセルに作用せず、溶接電流が通過しないようにします。タンクを段階的に下ろし、各モジュールの着座を確認してください。
ゼロ点を見ながら配管と付属品を接続します。剛性の高い配管は重量の一部を支えたり、温度変化で力を加えたりします。工程上可能ならフレキシブル接続を使い、外部配管を独立して支持してください。はしご、作業床、安全保持具も別の荷重経路になり得ます。浮き上がりや転倒への対策は別途構造設計が必要です。
撹拌中のどの状態で重量を受け入れるかを決める
動荷重用という名称だけでは、計量速度、整定時間、許容振動は決まりません。撹拌中、停止後、一定時間待機後のどの状態で重量を受け入れるか指定します。選定したロードセルと計量機器で、その運転順序を試験してください。
設置後のタンクを、工程に合う文書化された方法で校正します。増荷重、減荷重、ゼロ復帰を記録してください。各支持部の信号を見られる場合は、接続箱で補正する前に大きな不均衡の原因を調べます。単体センサーのデータだけでは、配管接続済みタンクの影響を評価できません。
出力信号を供給する計量機器を指定
納入されるロードセルを特定し、感度、ブリッジ印加電圧、抵抗、ケーブル、保護条件を確認します。複数支持の場合、計量機器は接続するすべてのブリッジを励起できる必要があります。モジュール、接続箱、表示器、変換器、PLC接続までの供給範囲を分けて指定してください。
4-20 mA、RS485、Modbus RTUが必要なら、それを出力する機器、単位、スケーリング、通信設定を定めます。機械型式MV-WM0006だけでは、これらの電気特性は決まりません。
METRAVONの計量機器. 現場表示、定量供給制御、制御システムへの信号に合わせて選びます。
METRAVONの他の計量モジュール. ベースや高さが支持構造に合わない場合は、別の形状を比較してください。
MV-WM0006の構成と見積もりを相談する. 支持図、空・満載重量、配管接続、撹拌条件、使用できる高さ、必要な信号をお知らせください。屋外設置や腐食性のある洗浄も、選定に含めるため明記してください。
内容量が変わらないのに指示値が変化するとき
Q1. バルブを開くと空タンクの指示値が変わるのはなぜですか?
圧力や配管の動きがタンクへ力を伝えている場合があります。同じ空タンクで条件を管理して動作を繰り返し、配管支持とフレキシブル接続を点検してください。一つのバルブ位置だけでゼロ調整すると、別の運転状態で戻る誤差を隠すことがあります。
Q2. 全支持部のミリボルト値を同じにすべきですか?
定格荷重や感度が違う場合は同じにすべきではありません。各信号を、そのロードセルの校正データと実際のブリッジ印加電圧に照らして比較します。重量分布だけで差を説明できなければ、電気的な補正の前に基礎高さ、着座、荷重を受けているストッパーを確認してください。
Q3. フィルターを使えば撹拌中に定量供給できますか?
フィルターは表示の変動を減らしますが、遅延を加え、撹拌力は除去しません。選んだ設定で整定時間と供給停止後の過剰投入量を試験してください。撹拌停止時だけ重量を受け入れるなら、その条件を運転手順に含める必要があります。
