METRAVON MV-WM0004は、上下の取付板寸法が異なり、定格荷重別に3つの取付グループがあるタンク用計量モジュールです。図面には放射方向、接線方向、長方形の支持配置が示されています。配置の選択はタンクの支持と拘束に影響しますが、1個のモジュールの定格荷重がタンク全体を計量できる最大重量になるわけではありません。見積もりには支持部の平面図と、各モジュールに必要な定格荷重を示してください。
タンク用計量モジュールの向きを支持平面図で決める
放射方向の配置ではタンク中心へ向け、接線方向では円周の接線に沿ってモジュールを配置します。長方形の図は別の支持パターンです。システムを確認せず、各モジュールを独立して回転させてよいことは意味しません。
熱膨張や工程の力を含め、想定する移動と拘束をタンク設計者と決めます。ケーブル出口と保守アクセスも記入してください。1個の設置面が合っても、複数の脚の間で矛盾する拘束は解決しません。

上部ねじGと下部貫通穴Pを区別
Gは3グループの上部ねじM10、M16、M20を示します。対応するPは下部の穴径13 mm、17 mm、21 mmの貫通穴です。同じボルト仕様として置き換えられる表記ではありません。
承認された取付図で、ねじのかみ合い長さ、位置、ボルト、アンカー、支持板厚を確認してください。ベースのアンカーを上部ねじの一覧へ転記したり、定格荷重だけで締結部品を選んだりしないでください。
既設ベースを残す前に組立品全体を照合
2 tのLは286 mm、3–7.5 tは318 mm、10 tは360 mmです。Hは順に102 mm、129 mm、168 mmとなります。上板のAとBも変わり、ベース幅Cは常に上板幅と同じではありません。
既設ブラケットは両取付板の接触面と穴配置に適合する必要があります。指示値の不均衡を電気的に補正する前に、基礎高さと剛性を確認してください。
表のLは全長、Hは高さです。AとBは上板寸法、Cはベース幅を示します。A1とB1は上部の取付ピッチ、L2とC1はベースの取付ピッチです。GとPはそれぞれの接続面で確認します。
| 荷重・記号 | 寸法値 | 関連寸法 |
|---|---|---|
| 2 t: L / H | 286 / 102 mm | A = 150 mm; B = 128 mm; C = 112 mm |
| 2 t: G / P | M10 / 13 mm | A1 = 124 mm; B1 = 102 mm; L2 = 226 mm; C1 = 80 mm |
| 3–7.5 t: L / H | 318 / 129 mm | A = 178 mm; B = 152 mm; C = 152 mm |
| 3–7.5 t: G / P | M16 / 17 mm | A1 = 146 mm; B1 = 120 mm; L2 = 257 mm; C1 = 102 mm |
| 10 t: L / H | 360 / 168 mm | A = 184 mm; B = 154 mm; C = 154 mm |
| 10 t: G / P | M20 / 21 mm | A1 = 152 mm; B1 = 122 mm; L2 = 292 mm; C1 = 106 mm |
センサー資料と設置後のタンク受入試験を分ける
見積対象センサーの校正感度、励起条件、抵抗、線の識別情報を求めてください。機械図面だけでは測定不確かさ、保護等級、標準のPLC出力は決まりません。表示器、変換器、接続方式を選ぶ前に、識別する必要がある重量変化と想定荷重範囲を定めます。
複数センサーを組み合わせる場合は、データ取得方式との電気的適合を確認します。同じ外観のコネクターでも同等性の根拠にはなりません。
空タンクのゼロ調整は表示上の風袋を除くだけで、全支持部が正しく荷重を伝えている証明ではありません。通常の配管や付属設備を接続した状態で、合意した荷重か独立に検証された基準を使います。負荷、除荷、繰返し指示値を記録してください。配管支持やストッパーを変えて値が動く場合は、まず伝達される力を調べます。
METRAVONの計量機器. 必要な重量変化の識別とセンサー接続を決めてから機器を選びます。
動荷重用モジュールMV-WM0005の組立隙間. 図面は別々に比較してください。ベース全長が近くても、高さ、固定部、動的応答が同等とは限りません。
MV-WM0004の選定と見積もりを相談する. 支持平面図、計算した反力、上下の固定図、必要高さ、想定移動、保守空間、使用環境をお知らせください。使用予定の計量機器も示してください。
配置、既設ベース、配管について
Q1. 円形タンクでは放射方向と接線方向のどちらが適していますか?
膨張、拘束、支持位置、外力によって異なります。それらを示して取付計画を決めてください。二つの図だけで、一方が常に高精度または安定しているとは判断できません。
Q2. 定格荷重を増やしても286 mmのベースを残せますか?
大きい荷重グループではベースが長くなり、高さと固定寸法も変わります。正確な定格仕様を上下両方の支持構造と比較してください。上板が似ていることやアンカー穴が余っていることは、旧ベースの適合証明になりません。
Q3. 表示器の調整で剛性の高い配管接続を補えますか?
校正調整では一般に、移動、温度、工程で変わる力を除去できません。機械接続を改善した後、配管が最終配置の状態で計量応答を確認してください。
