METRAVON MV-WM0017は、水平ベローズ式ロードセル、上部荷重板、下部取付ベースを備えた計量モジュールです。タンク支持部に使うには、容量、取付部の形状、測定系を設備に適合させる必要があります。見えているベローズはセンサ構造の一部を示しており、この型番で供給されるすべての組立品の容量、許容変位、性能を確定するものではありません。
ベローズ式計量モジュールの選定ではタンク自重を含める
内容物が少ないタンクでも、自重によって各支持点に大きな反力が生じることがあります。タンク自重、最大内容物、支持点の位置を示し、運転時の各支持点の最大反力を評価してください。計量する構造に取り付けられた部品も含めます。空タンクをゼロに合わせても表示の基準が変わるだけで、センサが受けている機械的荷重はなくなりません。最大正味重量だけで選ばないよう、測定したい最小の重量変化も指定してください。
ベローズとケーブル入口への接触を避ける
参考写真では、固定端と上部荷重板の下にある荷重側端部の間にベローズが露出しています。周囲の構造、清掃器具、ケーブル経路のために空間を確保し、この部分を押さないようにしてください。取り扱い時の力をベローズに加えず、隣接部品との接触を防ぎます。保護カバーは予定する変位の全域で計量部と接触しない構造にします。写真は隙間の寸法図ではありません。近接したカバーを設ける前に、選定組立品の外形図を確認してください。

上下の取付面と保持部品の調整条件を決める
タンク側ブラケットと基礎を別々に測定し、利用可能な高さとケーブル端付近の作業空間も確認します。板の外形、穴位置、荷重接触位置、承認された保持部品の調整条件を取り寄せてください。上板を脚にボルト止めできても、その下の荷重伝達が正しいとは限りません。保持部品は組立手順に従って調整し、見える動きをすべて止めるまで締め付けないでください。設備全体の精度を定める前に、外部支持部と配管の配置を整えます。
| 確認項目 | 必要な情報 | 設備での確認内容 |
|---|---|---|
| 支持点の総荷重 | タンク自重と運転荷重 | 正味内容物だけでなく、支持点配置と最大反力を提示。 |
| 機械取付 | 選定した組立品の図面 | 上下の接続部、高さ、空間、荷重接触位置を確認。 |
| センサの特定 | 選定容量と校正情報 | 写真だけでは容量や電気仕様は確定しない。 |
| 信号の取得 | 適合する計量入力 | 読取機器、配線、必要なプロセス信号変換器を指定。 |
| 据付後の検収 | 最終接続を済ませたタンク | 基準荷重、繰返し指示値、除荷後の戻りを合意。 |
ロードセルと読取機器を特定した構成で見積りを取る
見積りでは、センサ容量、校正済み感度、励起条件、抵抗値、各導線の機能と、適合する表示器または信号調整器を明示します。ベローズの外観や似た形の別センサから値を推定しないでください。接続先の制御機器がプロセス信号を必要とする場合は、入力条件と別途必要な変換機器を指定します。材質、防じん・防水性、温度限界、必要な認証も、金属の見た目から判断せず、提案仕様の資料で確認してください。
ほかの計量モジュール構成を比較する. 交換時は既設支持部を流用する前に、荷重の加わり方、上下の取付部、保守作業の空間を比較してください。
MV-WM0017の構成を問い合わせる. タンク自重、最大内容物、支持点位置、取付空間、必要な最小重量変化、予定する読取機器をご送付ください。
タンク自重、接続配管、組立品の確認
Q1. 空タンクをゼロに合わせると、全容量を内容物に使えますか?
いいえ。ゼロ合わせで変わるのは表示の基準であり、支持部がすでに受けている荷重ではありません。各モジュールの最大反力には、自重、最大内容物、ほかの運転力を含めてください。その反力に対応した図面とセンサ仕様を確認します。ゼロ表示だけでは、機械的な残り容量は分かりません。
Q2. 短くて硬いホースなら、力を伝えない接続と考えられますか?
影響は剛性、支持方法、変位、運転条件で変わります。長さだけでなく、タンクへ伝わる力を確認してください。その接続を取り付けた状態で、使用する荷重範囲の計量応答を確認します。
Q3. 試運転記録では何を確認できますか?
実際の組立状態、合意した基準荷重の試験結果、繰返し性、除荷後の戻りを記録できます。ただし、未指定の密封等級や未確認のセンサ容量を、記録だけで購入仕様として保証することはできません。
