防爆レーダーレベル伝送器:パンフレットではなく証明書を読む
「防爆」レーダーの問い合わせでは、現場の区域分類と設備各部に必要な保護を特定する必要があります。パンフレットのATEXやIECExという記載だけでは不十分です。発注前に正確な機器構成、証明書、設置条件、回路全体を確認してください。
タンク内部は自動的にZone 0になるか
いいえ。区域分類は、危険雰囲気とその発生に関する文書化された現場評価であり、「可燃性液体タンク」という言葉だけで割り当てる属性ではありません。タンク内部、接続部、ベント、外部ハウジングでは分類が異なる場合があります。
現在の区域分類図と裏付け評価を使用します。すべてのベント周囲に固定のゾーン半径を仮定したり、すべての制御室が非危険場所と考えたりしないでください。可燃性粉塵には、ガス区域要件を転用せず、該当する粉塵分類を適用します。
機器が境界をまたぐ場合、各分類区域にどの部分を設置できるか認証を確認します。分割表示は境界配置を表す場合がありますが、特定の1/2GまたはGa/Gbという文字列が、すべてのレーダー設置に共通の表示ではありません。
証明書と一致させる事項
| 項目 | 照合する根拠 |
|---|---|
| 製品識別 | メーカー、機種、オプションコード、該当するハードウェア・ファームウェア範囲 |
| 防爆方式 | 完全なEx表示と許可された用途 |
| ガスまたは粉塵グループ | 現場の実際の雰囲気への適合性 |
| 温度限界 | 温度等級または最高表面温度と、すべてのプロセス・周囲条件 |
| 機器保護 | 評価された場所と法域に適したカテゴリーまたはEPL |
| 特別条件 | 証明書条件、接尾記号、承認付属品、設置制約 |
| 文書状態 | 最新の証明書発行版と、市場で必要な宣言・承認文書 |
IECEx証明書の詳細は、公式制度の記録で検証します。同じ系列の別機種の証明書では、見積発注コードの適用範囲は証明できません。Exコンポーネント証明書も、完成計器の承認を自動的に意味しません。

すべてのレーダー伝送器は本質安全か
いいえ。レーダー機器は、適切な構成での耐圧防爆容器など、異なる防爆方式や組み合わせを使用できます。マイクロ波を放射するからといって、製品系列全体が本質安全方式を使う必要はありません。アンテナの外見から推論せず、認証された設計に従います。
本質安全防爆は、指定条件下で回路エネルギーを制限します。耐圧防爆は、内部着火を封じ込め、外への伝播を防ぐ別の方法です。いずれも機器証明書と承認された設置から切り離して選べません。
ガスと粉塵の認証も別です。可燃性粉塵区域で必要な保護は、実際の機器と区域に対して評価します。容器による保護は一つの方法であり、すべての計器で許可される唯一の方式ではありません。
本質安全ループ計算に含める事項
単純なエンティティーパラメーター評価では、関連機器の出力電圧、電流、電力がフィールド機器の許容入力値を超えてはいけません。ケーブルと機器の静電容量・インダクタンスも許容回路限界内である必要があります。
一般的な確認はUo <= Ui、Io <= Ii、Po <= Pi、およびCi + ケーブル静電容量 <= Co、Li + ケーブルインダクタンス <= Loです。ただしこれは評価の一部です。証明書条件、インダクタンスと静電容量の組み合わせ制約、複数電源、具体的な回路構成では、追加の検討が必要な場合があります。
実際のガスグループと構成の値を使用します。回路全体を別の許可された現場グループで評価する場合、伝送器のラベルだけを理由に同じグループ表記のバリアが必要になるわけではありません。承認されたシステム設計で適合性を確立する必要があります。
通信適合性、電圧余裕、分離、必要な接地または等電位ボンディングを確認します。普遍的なシールド接地規則を当てはめたり、未認証の一般アイソレーターでRS-485や電流ループ回路が本質安全になると考えたりしないでください。
プロセス温度と周囲温度が認証に与える影響
温度等級は、認証条件下の許容表面温度に関するもので、独立したプロセス温度定格ではありません。最高プロセス温度、周囲温度範囲、設置構成は相互に影響することがあります。証明書付属明細と説明書を併せて読んでください。
日射、断熱、付着物は設置後の熱条件に影響します。メーカーの放熱延長部や別置きハウジングには固有の制限がある場合があります。プロセス境界の定格範囲を引き上げるものではありません。
粉塵層は、ガスの温度等級とは別の熱的問題を生じることがあります。サイロに一般的なガス等級表を使わず、材料、想定堆積層、清掃方針を有資格者による評価に含めます。

ATEXとIECExはすべての市場で相互代替できるか
いいえ。ATEXはEU適合性制度の一部で、IECExは国際認証制度です。納入先市場での受入れと設置要件は別に確認します。国際証明書は、包括的な輸入・運用許可ではありません。
グレートブリテンでは現在、該当規則の下で条件を満たすCE表示機器とUKCA経路の両方を認めています。北アイルランドには別の取り決めがあります。英国(UK)のすべての設置でUKCA専用品が別途必要という古い説明を繰り返さないでください。
SILも防爆証明書の一種か
いいえ。機能安全は安全機能の挙動と完全性に関係し、防爆は着火危険を扱います。該当する安全マニュアル、故障データ、プルーフテスト要件を含め、必要な機能と構成を別に評価します。
「SIL対応」とされる機器でも、ループ全体で達成する完全性は確立されません。結果は機能、構成、運転前提、試験網羅率と間隔に依存します。すべての過充填警報が自動的に同じSIL目標を必要とすると述べてはいけません。
購入・保守ファイルに含める事項
区域分類の根拠、完全な型式コード、証明書と条件、回路評価、配線・設置図、点検要件、関連マニュアルを保管します。グランド、アダプター、シールを一般付属品として扱わず、構成の一部として確認します。
開放、点検、修理は、適格な担当者が防爆方式、メーカー指示、現場手順に従って行う必要があります。電源を切ればすべての蓋を開けられる、認証部品はすべて現場交換できると一律に述べるのは危険です。
構成と文書の評価のため、区域分類図、物質、必要な温度限界、納入先、回路設計をMETRAVONに送付してください。設置された保護は、現場の適格な責任チームが承認する必要があります。
よくある質問 (FAQ)
すべての可燃性液体タンクに同じZone 0レーダーが必要か
いいえ。文書化された区域分類を使い、機器各部が占める場所を特定します。その評価から機器と必要な境界構成を選びます。
ATEXという記載で見積機種の適合性が証明されるか
いいえ。実際の構成、必要文書、表示、定格、使用条件を、案件と納入先の要件に照合します。
すべてのレーダーにEx ia防爆が必要か
いいえ。異なる承認方式や組み合わせがあります。選定機器の認証設計全体と設置説明書に従ってください。
バリアの電圧が合えば十分か
いいえ。電流、電力、静電容量、インダクタンス、適用される回路条件全体に加え、設置と通信要件も評価する必要があります。
グレートブリテンで認められる表示経路はUKCAだけか
いいえ。条件を満たすCE表示機器は、該当するGB規則の下で引き続き認められます。最新要件を確認し、グレートブリテンと北アイルランドを区別してください。
SIL対応伝送器でループ全体がSIL適合になるか
いいえ。該当安全文書を使い、安全機能全体に対する独自の評価、設計、設置、検証、ライフサイクル管理が必要です。
