目的と適用範囲
レーダーレベル計の現場受入れは、合格か不合格だけでなく、証拠の充足度に応じて正式承認、条件付き承認、却下を選びます。未試験の条件や軽微な偏差を隠して合格にすると、運転開始後の責任とリスクが不明確になります。
設計前に確認する条件
用途、測定範囲、許容差、応答、警報役割を基準として定義します。媒体、容器、取付、型式、材質、認証、電源、出力、設定、PLCスケールが承認資料と一致するか確認します。
設計・実装の要点
偏差は測定、安全、保守、法令への影響で分類します。条件付き承認には暫定対策、運転制限、監視項目、責任者、期限、再試験を付けます。型式不適合や安全機能未確認など重大な事項は、工程都合だけで条件付きにしません。
試験と合否判定
複数の既知レベルで実測と表示を比較し、不利な条件で回波と信号余裕を確認します。出力、通信、警報、故障、停電復帰を端から端へ試験します。各合否基準と証拠を対応させ、未実施項目を明示します。
記録と維持管理
承認判定、署名、試験証拠、偏差一覧、是正期限を保管します。条件付き項目は期限まで追跡し、完了証拠を確認して正式承認へ移行します。設備変更時は元の承認根拠が維持されるか再評価します。
偏差を閉じる際は、作業完了の報告だけでなく、要求を満たしたことを示す再試験結果を確認します。期限超過や暫定対策の劣化を自動的に見逃さないよう、未完了一覧を定例で審査します。
よくある質問
軽微な未完了でも不合格ですか。
リスクが管理可能なら条件付き承認とし、期限と再試験を設定できます。
納期を理由に試験を省略できますか。
省略した条件を明示し、リスク評価と正式な承認が必要です。
誰が最終承認しますか。
計装、工程、運転、保全、安全など要求に責任を持つ関係者です。
関連情報
Author: Arvin · Source: METRAVON Instruments
