目的と適用範囲
故障エコーが発生したレーダーレベル計を運転へ戻すには、表示が一度正常になっただけでは不十分です。どのピークを誤追従したか、原因が構造物、付着、泡、粉じん、設定のどれかを証拠で特定し、同じ条件で再発しないことを確認します。
必要な設計情報
故障前後の生曲線、選択ターゲット、信号余裕、診断コード、出力、運転状態を収集します。基準面からノズル、壁、攪拌機、配管、底面までの距離を図面と照合します。媒体、液位、投入、攪拌、泡、蒸気、結露、付着、電源、通信エラーも同じ時刻で確認します。
選定・施工上の要点
固定反射は物理距離と一致するか、真の表面は液位とともに移動するかを調べます。感度や抑制を一度に複数変更せず、仮説ごとに一項目を修正します。アンテナ清掃、ノズル変更、金具固定など物理是正を優先し、広い偽反射抑制で真の液面を隠しません。
検証と受入基準
修正前後を同じ液位と運転条件で比較します。低・中・高レベル、投入、攪拌、ロストエコー、再取得、再起動で曲線と出力を記録します。故障電流、警報、PLC品質、最終動作を試験し、信号余裕と復帰時間が受入基準内であることを確認します。
記録と保守
症状、原因仮説、証拠、是正、設定前後、再試験結果を一つの故障報告へまとめます。基準曲線を更新し、未再現の条件を制約として残します。再発監視には信号余裕、ターゲット切替、異常回数を用い、次回の判断基準を明確にします。
よくある質問
表示が正常に戻れば運転再開できますか。
原因と異常時動作を確認し、同じ条件で再試験してから判断します。
偽反射をすべて抑制してよいですか。
真の表面を隠す危険があるため、特定した固定反射だけに限定します。
再発監視に使う値は何ですか。
信号余裕、選択ターゲット、ロストエコー回数、復帰時間です。
関連情報
Author: Arvin · Source: METRAVON Instruments
