METRAVON 非接触水位センサー:レーダーと超音波の選定ガイド
レーダーと超音波の水位センサーは、いずれも水面上方から測ります。選択は、必要な水位範囲と気相経路条件を通じて有効な対象を追跡し続けられるかで決まり、見出し上の公称精度の数値が小さい方式を選ぶだけではありません。
超音波センサーは空気中を伝わる音波に依存し、レーダーは電磁波を使います。大きな温度変化、蒸気、狭い設置空間、長い測定距離がある現場では、この違いが重要です。
選定早見表
| 現場条件 | 発注前の比較 |
|---|---|
| 気相経路が安定した開放水槽 | 両原理の近端距離、泡、取付けを確認する |
| 大きな気相温度勾配 | 音速補償の限界と適切なレーダー代替案 |
| 橋脚や狭い水路 | 提案された各アンテナ・振動子の実際のビーム範囲 |
| 蒸気、飛沫、結露 | 代表的なプロセスでのモデル限界と対象挙動 |
| 保守が難しい位置 | 両原理の点検、洗浄、交換のための作業空間 |
| 狭い開口や深井戸 | 形状に応じて静水圧式を別途評価する |
どちらの技術も距離を測る
レーダーも超音波も、センサー基準点から水面までの距離を測ります。
設置基準を使って、その距離を水位、水深、水面高程へ換算します。
どちらを選んでも、正しい取付高さが重要です。

基本的な物理の違い
| 要因 | レーダー | 超音波 |
|---|---|---|
| 伝播 | 電磁波 | 気相空間を通る音波 |
| 気体温度 | 音速に依存しないが、機器・結露の限界はある | 音速と経路を代表する補償が重要 |
| 蒸気や飛沫 | 結露と選択対象を点検する | 減衰と気相経路の変化を評価する |
| ビーム離隔 | 実際のアンテナと距離で確認する | 実際の振動子と距離で確認する |
| 見積費用 | 要求を満たす設置一式を比較する | 要求を満たす設置一式を比較する |
レーダー比較を検討する条件
- 高い取付位置
- 大きな季節水位変動
- 近くの橋脚や河岸
- 大きな温度変化
- 気相空間の蒸気
- 比較的狭いビームが必要
これらは適切なレーダーを評価する理由であり、自動的な受入条件ではありません。提案モデルの測定範囲、ビーム角、結露、異常時応答を確認する必要があります。MV-RD12Tは水位レーダーです。リンク先製品は、超音波の選択肢や同等の振動子がある証明にはなりません。
超音波が有力な選択となる場合
- 通常の開放された清水・排水槽
- 短・中距離の測定範囲
- 大気圧
- 比較的安定した空気条件
- 初期費用が重要なプロジェクト
超音波は清水だけに限られません。音響ビーム内の泡、蒸気、障害物を考慮すれば、排水槽にも適する場合があります。
レーダーは常に高精度か
一部の工業用レーダーは高い距離精度を示しますが、実精度は具体的なモデルと設置条件によります。
同様に、動作周波数80 GHzを自動的に±1mm精度と解釈してはいけません。

最高水位と最低水位の両方が必要な理由
最低水位は、センサーから水面までの最大距離を決めます。
最高水位は、水面がセンサーの最小測定距離へ近づくかどうかを決めます。
橋梁設置では、低水位条件によりビームが河床や岸を含み始めるかも決まります。
ビーム角と音響ビーム幅が重要な理由
レーダーも超音波も、無限に細い線を放射しているわけではありません。
水面が遠ざかるほど、通常、照射される領域は広くなります。
狭い水路や橋梁周辺では、広い測定領域に壁、橋脚、河岸が入り、不要反射を生む場合があります。
非接触はメンテナンス不要を意味するか
非接触機器にも、作業できる点検位置が必要です。現場保守計画に照らして次を確認してください。
- レーダーアンテナまたは超音波振動子
- 結露と着氷
- 取付金具
- 外装の密封
- ケーブルグランド
- サージ保護

非接触測定で減らせる設置作業
非接触センサーは、水中取付構造、水中センサー設置、水中保守を減らせます。
プロジェクトでは依然として、取付金具、支柱、外装、電源、太陽電池、ケーブル、雷・サージ保護が必要な場合があります。
したがって、土木工事を完全になくすというより、水中設置・保守を減らせると説明するほうが正確です。
選定前に必要な情報
- 取付高さ
- 過去の最高・最低水位
- 川幅または水槽寸法
- 岸、橋脚、固定構造物
- 水面運動、泡、蒸気の条件
- 電源
- 必要な出力・通信インターフェース
超音波が候補に残る場合は、購入前に振動子と取付けの限界を明確にしてください。超音波の選定と設置確認
見積比較に関する質問
質問1:温度補償で超音波はレーダーと同等になりますか?
機器が使う温度が音響経路を代表している場合、補償は役立ちます。温度勾配が強い場合や気体組成が変わる場合は、振動子温度を正しく測っても残留誤差があり得ます。補償がすべての気相影響を除くと仮定せず、運転サイクル全体の経路を評価し、関連条件下で候補機器を比較してください。
質問2:設置総費用が低いのはどちらですか?
センサー、取付金具、電源、配線、サージ保護、統合、保守作業空間を含む同じ用途全体の見積りを比較します。安いセンサーでも、取付けが難しい、洗浄を繰り返すなどで費用が増える場合があります。どちらにも共通の費用優位はありません。合意した測定・異常時応答要件を満たせない構成は、総額比較前に除外してください。
質問3:並行現場試験を有意義にする条件は?
共通の水位基準、同期した読数、独立基準を使います。実施可能な最高・最低水位、代表的な泡や乱流、必要な報告周期を含めてください。数値一致だけでなく、有効データの取得可能性と異常表示も比較します。短期試験を無条件保証とせず、未試験の季節条件を記録してください。
結論
レーダーと超音波は、同じ技術の単純な「高級版」と「低価格版」ではありません。
単純な水槽でも、用途要件を満たす超音波とレーダーの構成を比較します。気相経路の変化や構造離隔で一方の信頼性が不足するなら、設置総費用の比較前にその構成を除外してください。どちらを選んでも、取付けと通信の確認を受入範囲に含めます。
選択は公称精度や最大測定範囲だけでなく、実際の現場条件に基づく必要があります。
両見積りに共通の条件書として、基準、水位限界、障害物、気相経路条件、電源、インターフェース、受入方法を提示してください。実際の超音波モデルは別途要求します。METRAVONのレーダーやRTUの写真は、超音波仕様を示すものではありません。現場条件に基づく技術比較を依頼する
