目的と適用範囲
現地据付後のレーダーレベル計は、通電する前に機械状態と配線状態を系統的に確認します。小さな傾き、ハウジングへの浸水経路、誤ったシールド接地は、運転開始後に不安定値や通信障害として現れます。初期点検で物理原因を除外します。
事前に確認する情報
承認図と取扱説明書を用意し、型式、アンテナ、フランジ、材質、認証を照合します。ノズル寸法、アンテナ突出、方向、基準面、障害物、最高液位を測定します。電源、極性、絶縁、接地、シールド、ケーブルグランド、端子締付け、通信配線を確認します。
設計・施工上の要点
フランジの水平、ガスケット位置、規定トルク、ハウジング蓋とOリングを点検します。ケーブルにはドリップループを設け、未使用口を閉止します。RS-485では極性、終端、分岐を確認し、4–20 mAではループ電源と負荷抵抗を確認します。防爆施工は認証条件へ従います。
試験と判定基準
通電前チェックを署名後、現場表示、診断、電流、通信を確認します。基準距離と実測寸法を比較し、初期エコーカーブを保存します。異常がある場合は感度やオフセットを変更する前に、取付、配線、基準面を再確認します。是正後は同じ項目を再試験します。
引渡しと保守
点検表、取付写真、実測寸法、配線測定、設定、初期曲線を保管します。これらは将来の結露、付着、金具移動、配線劣化を判断する基準になります。保守後も蓋、グランド、接地、方向を確認し、復旧写真を残します。
よくある質問
通電前にエコーを確認できますか。
できませんが、ビーム経路、寸法、障害物を図面と実測で確認できます。
シールドは両端接地しますか。
サイトの接地設計と機器仕様に従い、無計画な多点接地を避けます。
異常値なら最初に何を見ますか。
取付寸法、基準面、電源、配線、障害物を設定変更より先に確認します。
関連情報
Author: Arvin · Source: METRAVON Instruments
