METRAVON MV-LC0043は、10–30 tの仕様範囲が記載されたフランジ取付型圧縮ロードセルです。基部のフランジで位置を定め、上部接触面から測定反力を入力します。支持面、接触部品、溝付き本体の周囲すき間を一体として検討してから支持台を製作してください。

フランジ下面の支持面を決める
基準図のフランジ径は82 mm、本体径は58 mmです。直径6.5 mmの穴が4か所あり、ピッチ円直径は70 mmです。この穴配置から締付トルクや開口部をまたぐ耐荷重を判断することはできません。選定品の支持面と締結条件が示された図面を取り寄せてください。
| 項目 | 記載値 | 確認事項 |
|---|---|---|
| 圧縮荷重の仕様範囲 | 10–30 t | 提示される定格と接触条件を確認。 |
| フランジ径 / 本体径 | 82 / 58 mm | 指定された支持面を確保。 |
| 穴 / ピッチ円 | 4 × 6.5 / 70 mm | 穴径だけで締付トルクを決めない。 |
| 上部接触面 | 25.5 mm / R22 | 所定の中央接触面に荷重を入力。 |
| 高さの基準寸法 | 98 / 86 / 76 mm | 各寸法の基準を断面図で確認。 |
| 保護等級 | IP67 | 別機種のIP68を適用しない。 |
溝付き本体と上部接触面を拘束しない
上部接触面は直径25.5 mm、輪郭R22として示されています。98、86、76 mmの高さ寸法は同じ基準ではありません。周囲の本体上面に治具を載せないでください。カラー、カバー、異物が溝をまたぐと、検出部の変形を拘束して出力を変えるおそれがあります。
納入品の情報でブリッジ入力を設定する
感度は2.0 ±0.015 mV/V、励起電圧は10–12 V DCです。入力抵抗は780 ±20 Ω、出力抵抗は700 ±5 Ωです。受信器の入力範囲と励起負荷を確認し、複数台を接続する場合は既設センサとの構成も照合してください。
線色一覧と回路図の対応には不一致があります。配線前に、納入品の端子機能を確認してください。公称値が同じ2 mV/Vであっても、既設センサとの組合せが成立するとは限りません。0.05% FSという精度欄の値も、容器全体の計量精度を保証するものではありません。
実際の支持構造で受入確認を行う
ピット内の水、洗浄、結露、ケーブル接続位置を伝えてください。IP67と−40~+85 °Cの使用温度だけでは、水没した端末や腐食環境への適合を判断できません。見積で材質とケーブル構成を確認します。
最大支持反力、上下接触部の断面、周囲すき間、測定入力を提示してください。完成状態で繰り返し負荷と除荷を行い、必要な位置でゼロ復帰と接触状態を記録します。安全荷重200% FSは衝撃耐性や機械の安全機能を示す値ではありません。
保持方法と湿潤環境の確認事項
Q1. 本体をカラーで締めて保持できますか?
溝付き本体を任意の締付面として扱うことはできません。承認されたフランジ固定を用い、必要な保持方法を確認してください。検出部を拘束するカラーは、ゼロ調整後でも荷重伝達を変える可能性があります。
Q2. 4か所の穴だけで支持条件は決まりますか?
穴は固定位置を示しますが、必要な支持面積や基礎剛性までは示しません。支持断面を確認し、反力を基礎へ伝える構造としてください。穴配置だけから開口部をまたぐ使い方を承認しないでください。
Q3. 水のあるピットでIP68品を置き換えられますか?
環境、支持形状、納入時の密封構成を比較する必要があります。本仕様はIP67であり、フランジと上部接触構造も異なります。同じ定格や感度だけでは交換可否を判断できません。
