METRAVON MV-LC0240は、独立したブリッジ回路でFx、Fy、Fzを測定する三軸力センサです。正方形の取付構造は、力の方向も確認する治具試験向けです。通常の一つの計量入力として扱わず、三つの荷重成分と各成分の最小有効変化から選定します。

各軸の定格と軸間干渉を合わせて評価する
カタログでは各軸に500 kgという定格表示があります。力の単位と換算は校正内容とともに取り決め、対応する記録なしにソフトウェアで変換しないでください。軸間干渉2% FSは、別軸の大きな力と同時に小さな成分を測る場合に評価が必要です。
| 項目 | 記載値 | 確認事項 |
|---|---|---|
| 各軸の定格表示 | Fx / Fy / Fz: 500 kg | 同時に作用する三方向の力を提示。 |
| 定格出力 | 1.0 mV/V; ±10% | チャンネルごとに校正。 |
| 軸間干渉 | 2% FS | 大荷重時の小さな成分を確認。 |
| 非直線性 | ±0.2% FS | 治具全体の不確かさではない。 |
| 励起 / コネクタ | 5–12 V DC; 12-pin | 各軸の納入時ピン配置を取得。 |
| 取付範囲 / 保護 | 120 × 120 mm; IP65 | 両取付面と接続部を確認。 |
支持側と負荷側の取付面を決める
図面の取付範囲は120 × 120 mmで、支持構造側と負荷治具側に別の固定部があります。寸法図で両方を識別してください。穴位置が合っても、誤った面を締めると検出部を拘束する可能性があります。基準からの力の作用点、距離、治具が生むモーメントも提示します。
記録結果まで座標系を一致させる
正方向を機械図面、チャンネル名、校正ファイル、出力結果で統一します。向きを変えて取り付けると、もっともらしい数値でも座標が違う場合があります。合力を計算する前に、符号と三チャンネルの収録タイミングを確定してください。
必要な方向に既知の力を加え、各荷重条件ですべての出力を記録します。極性、別軸への応答、ゼロ復帰、実際の保存値を確認してください。治具の自重を含め、最終締結後に繰り返します。
治具と収録構成を一体で相談する
治具断面、同時Fx/Fy/Fz、偏心量、単位、最小有効変化、既存の収録構成を提示してください。安定値か力の波形かも明示し、未記載の帯域を仮定せずに収録条件を決めます。
見積で校正範囲、ピン配置、励起構成を確認します。2% FSは軸間干渉の値であり、試験全体の不確かさではありません。独立したモーメントも必要なら、力・トルク出力を備えた六軸センサの仕様を検討してください。
チャンネルと試験結果の確認事項
Q1. 一台の通常の指示計で三方向を読めますか?
一つのブリッジ入力だけでは三成分を独立測定できません。適切な三入力、励起構成、収録タイミングを指定してください。共通電源を使えるかは納入時の接続図で確認します。
Q2. 軸間干渉2%が試験全体の精度ですか?
違います。取付、校正、収録も結果に影響します。大きな軸方向荷重と小さな横力を同時に測る場合は、対応する校正や補正方法を確認し、完成した治具でその組合せを検証してください。
Q3. 曲げモーメントも独立出力されますか?
本機種の出力は三つの力成分です。独立したモーメント測定には六軸構成を検討し、必要な力とモーメントの全範囲を提示してください。モーメントを表示しない場合でも、偏心による荷重は確認が必要です。
