せん断梁型ロードセルの種類は、カタログのビームという言葉だけでなく、支持と荷重導入の構成で区別すべきです。片側固定の機器と、別の支持構成を持つビームでは、必要な取付が異なります。定格荷重と電気的感度が似ていても、一方から他方への交換で荷重経路が変わる場合があります。
モデル名より先に支持構成を読む
対象の METRAVON MV-LC0150 は、片側固定のせん断梁として文書化されています。二つの固定穴は一端にあり、反対側の接続部で荷重を導入します。その配置は、中央載荷の両端支持組立品やシングルポイントプラットフォームセンサーの図面ではありません。
| 図面の手掛かり | 確認する事項 | 取付のリスク |
|---|---|---|
| 固定点 | 拘束される面と、締結部品が力を受ける方法。 | 変形や移動を意図した部分を締め付ける。 |
| 荷重点 | 指定の脚、リンク、その他の荷重導入部。 | 誤った位置への載荷や、追加モーメントを伴う載荷。 |
| 隙間 | 載荷中の全範囲での、測定本体周囲の空間。 | 意図しない接触が測定を迂回させたり、歪めたりする。 |
| 調整 | 許可された高さ・芯合わせの調整構成。 | 即席のスペーサーで、組立品の不適合を隠す。 |

せん断梁型ロードセルは定格荷重だけで置き換えられない
MV-LC0150の中でも、定格荷重の区分ごとに固定穴間隔、本体長さ、荷重導入ねじが異なります。ベースを加工する前に定格仕様を選んでください。選択した図面の改訂版を注文と共に保存し、後の定格荷重変更時に寸法検討が行われるようにします。
指示計の要件は別に比較してください。機械的に適合するセルでも、励起やブリッジ特性が既存回路に適さない場合があります。複数セルのプラットフォームでは、交換品単体の表示だけで受け入れず、組全体と加算構成を検討します。
図面比較で既存取付を残せるか判断する
既存品と提案品の接触面、固定中心、荷重高さ、ケーブル出口を一つの比較図に記してください。すべての相違を明示します。溶接、穴あけ、拘束部の変更が必要なら、それは組立品の改造であり、センサーをそのまま交換する作業ではありません。
承認された置換後は、ゼロとスパンに加え、 荷重位置による取付状態の確認 を繰り返してください。中央荷重で良好でも、台の端や除荷後の挙動は実証できません。
Q1. どのビームも単一セルの台に適していますか。
いいえ。シングルポイント用途には、選択モデルについて文書化された台寸法と偏荷重性能が必要です。MV-LC0150が片側固定の構造であることだけでは、その適合性は確認できません。
Q2. 型式不明の既存ビームを検討するには何が必要ですか。
銘板、寸法、固定・荷重導入部の写真、配線機能、設置荷重範囲を提示してください。識別情報の欠落は、未解決の互換性問題として残し、形状に基づく想定で置き換えてはいけません。
まとめ
まず支持構成を比較し、その後に定格別寸法と電気データを確認してください。取付金物を再利用する前に、印を付けた比較図面を添えて、 せん断梁型ロードセル交換の見積をご依頼ください 。
