目的と適用範囲
環境・水処理設備では、沈砂池、調整槽、薬品槽、汚泥槽、放流水路で条件が異なります。非接触レーダーは腐食や汚れへの曝露を減らせますが、曝気、泡、蒸気、結露、屋外環境を考慮した設計が必要です。用途ごとに制御、記録、法令報告の役割を分けます。
設計に必要な情報
槽の形状、基準標高、運転水位、越流位置、流入、曝気装置、攪拌機、内部配管を調査します。液体の導電率ではなく反射特性、泡、温度、蒸気、薬品濃度を確認します。屋外では保護等級、耐候性、落雷保護、腐食性ガス、浸水リスクを仕様へ含めます。
選定・施工上の要点
アンテナは曝気の直上、流入流、壁、はしごを避けます。取付金具は風や振動で向きが変わらない構造にします。薬品槽ではアンテナ、フランジ、ガスケット、シールの適合を濃度と最高温度で確認します。越流防止が安全機能なら、独立警報と最終遮断動作を検討します。
試験と受入基準
水位を基準尺または既知標高と複数点で比較し、通常状態に加えて曝気、流入、泡、降雨の条件で曲線を保存します。4–20 mA、通信、警報、故障電流、停電復帰、遠隔画面まで試験します。法令報告に使うデータは、時刻、品質フラグ、欠測処理も受入基準へ含めます。
記録と保守
タグ一覧、基準標高、取付写真、材質、設定、曲線、校合結果を保管します。清掃周期は付着と信号余裕の傾向で決め、作業後に基準値へ戻ったことを確認します。水処理工程、薬品濃度、曝気量、槽内構造を変更した場合は、測定と警報への影響を再評価します。
よくある質問
導電率はレーダー選定に必要ですか。
主因ではありません。誘電特性、泡、蒸気、形状、取付条件を重視します。
屋外設置で重要な点は何ですか。
浸水、結露、日射、落雷、腐食、ケーブル引込部と取付強度です。
記録値が安定なら受入できますか。
安定性だけでなく、基準値との一致、異常時動作、データ品質まで確認します。
関連情報
Author: Arvin · Source: METRAVON Instruments
