グレインカート用ロードセルは、カートが停止、旋回、不整地の通過をするとき、それぞれ異なる重量を示す場合があります。その違いが自動的にセンサー故障を意味するわけではありません。加速度、傾斜、ヒッチ部の動きが、計量支持部を通る力を変える一方、表示側でもフィルタリングが行われる場合があります。

まず再現可能な停止時の指示値を確立する
適切な水平面で、カートを停止し、毎回同じ支持構成で指示値を比較してください。ヒッチ、ジャッキ、付属機器を意図する計量状態に保ちます。測定対象の支持部以外でカート重量の一部を受けるジャッキや剛結部があると、はかりが捉える量は変わります。
積載カートには、承認された基準計量方法を使用してください。荷下ろし、こぼれ、その他の材料量変化が比較を無効にしないよう、十分近い時刻に基準値とカート指示値を記録します。必要な隔離と機械的支持なしに、持ち上げたカートや積載カートの下で作業してはいけません。
グレインカート用ロードセルには静止時と移動時の別々の受入試験が必要
| 状態 | 比較項目 | 意味 |
|---|---|---|
| 停止 | 材料と支持位置を変えない繰返し指示値 | 合意した静止条件での基準となる繰返し性 |
| 移動後 | 移動後に同じ計量位置へ戻る | 安定後に元の指示値へ戻るか |
| 走行 | 速度、地形、指示値を同時に記録する | 動的挙動であり、独立した校正用重量ではない |
| 荷下ろし | 同等の条件で取った前後の指示値 | 差が移送した穀物量を一貫して表すか |
停止時の指示値が一致しても走行値が変動する場合は、機器交換前に移動計量の方法を調べてください。位置を移して戻った後に指示値が復帰しない場合は、支持部の着座、拘束、取付部の緩み、ケーブルの張力を点検します。機械・電気の確認で裏付けられるまで、観察した挙動と診断を区別してください。
定格荷重だけで車両への適合性を推定しない
METRAVONのMV-LC0150のページには、片側固定せん断梁の設計、250 kg-10 tの定格荷重、公称2 mV/V信号、4-12 V励起が記載されています。説明対象は計量組立品であり、適合確認済みの動的グレインカートシステムではありません。そのため、カタログの荷重範囲は機械面の検討の出発点にすぎず、移動カートの下へ取り付ける許可ではありません。
カート設計者は、衝撃荷重、横方向拘束、疲労条件、支持形状、設置全体を評価する必要があります。計量電子機器にも、指示値をいつ有効とするかを判断する明確な方法が必要です。遅い表示フィルターで移動中の値が落ち着いて見えても、静止状態相当の正確な重量になるわけではありません。
現場での質問
Q1. 傾斜地で風袋を取り、水平地で荷下ろしできますか。
それらの指示値は、同じ機械的条件ではありません。その用途についてシステム全体に検証済みの補償方法がない限り、合意した停止構成で風袋と総重量を比較してください。
Q2. 高定格荷重のセルは常に信頼性が高いですか。
高い定格は、横荷重、不適切な支持形状、不適切な電子機器を解決しません。また、一定の小荷重に対する信号変化が小さくなる場合があります。評価した支持力から定格を選び、その後に実用上の計量性能を検証してください。
まとめ
再現可能な停止計量と、走行中に計量する要件を分けてください。グレインカートの用途検討をご依頼ください。支持図面、旧センサーの識別情報、停止時と走行時の記録を添え、カートの総定格荷重だけで一般的なビームセルを発注しないでください。
