一方の見積に校正済みの力チャンネルが含まれ、もう一方はセンサー本体だけの場合、三軸ロードセルの価格比較は信頼できません。データ収録システムが受け取るべき内容、すなわち個別のFx、Fy、Fz値、その座標系、解釈に必要な校正情報を定義してください。組立品が複数方向の荷重を受けられるというだけで、一つの力の指示値が三軸測定になるわけではありません。
価格比較の前に三軸モデルを確認する
三方向の力を測る候補である METRAVON MV-LC0240 の製品ページには、Fx、Fy、Fzにそれぞれ500 kgの定格と、公称1 mV/Vの感度が記載されています。これらのカタログ定格は三方向力センサーの候補であることを示しますが、同時荷重の限界、校正マトリクスの付属、データ収録一式の内容を確定するものではありません。見積で力の単位表記基準、励起、チャンネル配線を確認してください。

一方、現在の MV-LC0226の仕様 では、古いページアドレスにもかかわらず、支持されたロードピンとして説明されています。独立したX、Y、Zチャンネルは文書化されていません。このモデルは適切なピン反力の検討にのみ用い、MV-LC0240の代替品と決めつけないでください。
納入データの例を求める
各供給者にチャンネル一覧と出力記録の例を求めてください。装置が出すのは生のブリッジ信号、信号調整済みのアナログチャンネル、デジタル計算済みの力のどれかを確認します。必要な軸の区別には、 力成分の選定検討 を利用してください。軸間干渉補償が必要なら、その処理場所と、校正係数を受信ソフトウェアへ渡す方法を特定します。
独立した三つの単軸校正だけで、組合せ荷重時の性能が確認できると想定しないでください。治具にとって重要な同時の力の組合せを指定し、提案校正がどの根拠を提供するかを尋ねます。その条件での許容荷重と測定誤差は、別々の問題です。
三軸ロードセルの価格:ハードウェアと共に届く内容を比較する
| 納入内容 | 見積時の質問 |
|---|---|
| チャンネル | 独立した三つの力が出力されるか。また、各正方向をどう定義するか。 |
| 校正 | どの荷重、組合せ、軸間干渉を測定し、報告するか。 |
| 電子機器 | 励起、信号調整、データ収録ハードウェア、必要なソフトウェアが含まれるか。 |
| 統合 | 設置後に誰が係数を適用し、単位を換算し、座標を検証するか。 |
設定ファイルが役立つのは、チャンネル順序、単位、センサー識別情報が文書化されている場合だけです。提案システムがソフトウェア換算を必要とする場合は、ファイルの読込み手順と、期待結果を付した試験データセットを求めてください。交換センサーでは、元のファイルの再利用ではなく、そのセンサー固有の係数が必要な場合があります。
見積に関する質問
Q1. 一つの三軸センサーを、通常のロードセル三つで置き換えられますか。
必要な荷重を分離できる、設計された機構と検証済みの計算を用いる場合に限ります。三つのセンサーを一緒に取り付けても、自動的に独立した直交測定にはなりません。治具の連成と芯合わせを評価する必要があります。
Q2. 組合せ荷重の受入試験は何を実証すべきですか。
提案された組立品の限界内で、合意した同時荷重に対する必要な各チャンネルの指示値を示すべきです。もっともらしい三つの数値を証拠として受け入れるのではなく、基準方法と許容誤差を事前に定義してください。
まとめ
裏付けのない多軸という名称ではなく、測定に必要な納入内容全体を比較してください。 必要な力成分、組合せ荷重、データインターフェースをお送りください 。技術的根拠に基づき、製品引合を受け入れるか、範囲を絞るか、別案を案内できるようにしてください。
