6軸ロードセルは、定めた座標系で3つの力成分と3つのモーメント成分を分離して測定する必要があります。複数方向からの力に耐えるセンサーが、各成分を別々に測れるとは限りません。価格を比較する前に、提案アセンブリのチャンネル定義と校正根拠を求めてください。
6軸ロードセルのデータで特定すべき事項
| データ | 必要な詳細 | 重要な理由 |
|---|---|---|
| 軸 | 符号と原点を含むFx, Fy, FzおよびMx, My, Mz | 治具やソフトウェアの規則による結果の反転を防ぎます |
| 範囲 | 各チャンネルの範囲と許容複合荷重 | 個別の最大値だけでは同時負荷の安全性は確認できません |
| 校正 | チャンネル対応、単位、軸間干渉補正方法 | 測定信号を力とモーメントに変換する方法を定めます |
| 収録 | サンプリング周波数、時間同期、フィルタリング | 変化する力とモーメントを一緒に解釈できます |
座標原点を変えると報告モーメントが変わる
説明例として、センサー原点から0.05 mのレバーアームに垂直に20 Nの力を加える場合を考えます。対応するモーメントの大きさは1 N mです。報告原点を移すと、実際の力が同じでもモーメント成分は変わり得ます。これは治具形状の説明であり、METRAVON型式の定格や試験結果ではありません。
センサー原点、工具基準点、取付方向を同じ図面に示します。収録ソフトウェアは校正と同じ規則を使用する必要があります。したがって、ロボットや試験治具で工具長を変更することは表示名の変更だけではありません。作用点でのモーメント報告に使用する座標変換に影響します。

ロードピンを6つの独立チャンネルの代わりにしない
METRAVONの MV-LC0226 の仕様は、mV/Vブリッジ出力を持つロードピンを説明しています。公表情報からは、個別に校正された6つの力・モーメントチャンネルは確認できません。複雑な荷重のかかる継手に設置できるだけで6軸ソリューションとして提案すべきではありません。
実際の要件が1つの継手反力だけなら、評価済みロードピン設置でその限定した目的に対応できる場合があります。6成分すべてが必要なら、文書化された多軸アセンブリと収録系が必要です。ここで引用する製品情報からは、適合するMETRAVONの6軸構成は確認されていません。
実演に求める内容
供給者の試験前に、代表荷重と治具位置を合意します。加えた力が予想どおりの符号で現れ、生じるモーメントが既知形状と一致するか確認してください。他チャンネルの不要応答とその補正方法を検討します。6つの数字が変化する記録だけでは、6軸校正の根拠にはなりません。
多軸の問合せに関する質問
質問1. 6台のセンサーを1台のPLCに接続すれば6軸システムになりますか。
いいえ。機械構成と計算によって必要成分を観測可能にし、校正を検証し、荷重が変化する場合は指示値を同期させる必要があります。チャンネル数だけではどの条件も証明できません。
質問2. 1つの最大力定格で要件全体をカバーできますか。
モーメントや複合荷重が重要な場合はできません。力・モーメントの負荷範囲、過負荷ケース、工具形状を提示し、供給者が荷重ケース全体を評価できるようにしてください。
まとめ
製品名を選ぶ前に、軸、校正、複合荷重限界を求めます。 6成分の測定要件をMETRAVONにお送りください 。対応能力を評価します。独立した文書で証明されない限り、提案ロードピンは異なる測定用途として扱ってください。
