適用目的
80 GHzレーダーへの改造は、狭いビームを利用して既設タンクの障害物を避けられる場合に有効です。ただし、周波数だけで適否は決まりません。既設ノズル、基準面、最高液位、液体の反射特性、泡や蒸気を確認してから機種を決定します。
事前に確認する情報
タンク高さ・直径、ノズル内径と長さ、アンテナ突出量、内部構造物、投入位置、攪拌機を実測します。媒体、誘電特性、温度、圧力、泡、結露、洗浄条件、危険場所、防爆、出力方式もRFQに明記します。
設計上の注意点
既設フランジに取り付けられても、アンテナが奥まると近距離反射が増えます。アダプタで基準面が変わる場合はPLCのレンジも見直します。既存オフセットは物理的根拠を確認せず移植しません。
現地試験
施工後は実測寸法と設定を照合し、既知液位、エコーカーブ、4–20 mAまたは通信、警報、ロストエコー、再起動を確認します。可能なら旧計器との並行比較を行い、安全な切替と復旧手順を準備します。
引渡し記録
完成図、写真、型式、設定、エコーカーブ、試験結果、残留制約をタグ単位で保管します。ノズルや媒体が変わった場合は再評価します。
切替判定では、旧計器との差だけで合否を決めません。タンク図面から算出した基準値、手測り値、制御系の表示を同じ時刻で比較し、許容差と測定不確かさを記録します。最高液位付近で十分な余裕が得られない場合は、抑制設定で隠さず、ノズルまたは取付位置を変更します。
よくある質問
80 GHzならノズルの影響はありませんか。
いいえ。内径、長さ、溶接部、アンテナ位置による近距離反射は残ります。
既設レンジをそのまま使えますか。
基準面と出力方向が一致することを確認した場合に限ります。
切替前に必要なものは何ですか。
旧設定の保存、試験基準、安全状態、復旧手順です。
関連情報
Author: Arvin · Source: METRAVON Instruments
